平成12年度当時、大淀川上流域では「生活排水対策の遅れ」「家畜排せつ物の不適正処理」「畑地への過剰施肥」等の課題があり、川の水質が良好とは言えない状態が続いていました。
大淀川清流ルネッサンスⅡ協議会は、平成16年に行動計画を策定し、河川浄化に向けた取り組みを開始しました。
水質は改善傾向にありますが、冬場の水量が少ない時期に環境基準値を超過するなど、まだまだ改善が必要な状態となっていたため、昨年から行動計画の見直しを続けていました。
この度、大淀川清流ルネッサンスⅡ協議会は、平成31年2月22日に地域協議会を開催して、大淀川の水環境の更なる改善に向け、新たな行動計画案を決定しました。
「大淀川清流ルネッサンスⅡ協議会」とは
大淀川の上流域(都城盆地)を対象に、行動計画に基づく水環境改善の取り組みを実施する組織です。
「清流ルネッサンスⅡ」とは
多様な自然環境の創造と、住民が安全・安心して利用できる水環境の実現を図るため、地域住民をはじめ、学識経験者、行政等が一体となって取り組む計画です。大淀川では、平成16年7月に大淀川上流域(都城盆地)を対象とし、大淀川水系大淀川水環境改善緊急行動計画(大淀川清流ルネッサンスⅡ)を策定し、取り組みを継続しています。
(平成31年2月28日付け 宮崎日日新聞に掲載されています)