第15回うるおいのある川づくりコンペ 宮崎の“うるおいのある川づくり”開催しました
水辺の整備においては、事業目的と河川環境の保全が両立するように計画・設計し、実施することが求められています。そのため、行政と当NPO が協働で、「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」を平成19 年8 月に発足させました。この研究会は、宮崎県内の公共事業において、水辺の整備を行う際に自然豊かな水辺を保全し創出するために、県内の技術者に水辺環境についての知見や技術を身につける機会を提供するとともに、それを実行できる体制を整えることを目的としています。
その研究会の活動の一つとして、「私たちがめざすうるおいのある川や水辺はどんな姿なのか」について自由に柔軟に探り、共有していこうと、“うるおいのある川づくりコンペ”を、宮崎で活動する住民・団体・企業・行政にひろく呼びかけて開催しています。
今年度の審査会は、8月12日に開催することで予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大のため、審査会の開催を中止し、その代替えとして審査方法を書類審査にしました。
なお、第15回川づくりコンペには14団体の応募があり、事前書類審査の結果によりコンペで発表する団体として全ての団体が選定されました。審査の結果は下のとおりです。
☆★☆ 第15回うるおいのある川づくりコンペの結果 ☆★☆
【金賞】
団体名:岡田工業株式会社
テーマ:増水時に霞堤開口部に流入する倒木を樹林帯の拡大する事により流入抑制
【銀賞】
団体名:宮崎河川国道事務所
テーマ:地域とともに水辺の賑わい創出
【銀賞】
団体名:西都土木事務所
テーマ:三財川での大聖牛工法による多様で複雑な景観への変化
【銅賞】
団体名:日向土木事務所
テーマ:五十鈴川大池地区における河川環境に配慮した河道掘削
【銅賞】
団体名:延岡土木事務所
テーマ:治水安全度の向上と生態系に配慮した河道掘削について
●主 催
宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会
●うるおいのある川づくりコンペとは
「私たちがめざすうるおいのある川や水辺はこんな姿なのだ」と、理想とする川や水辺づくりをみんなで話しあうことで、「うるおいのある川づくりとは何か」を自由に柔軟に探り、知恵や情報を共有して、宮崎のうるおいのある川や水辺の具体的なイメージを共有していきます。